バオバブの育て方 -星の王子さまに抗う者たちへ-

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夕焼けをバックに、奇妙な形をした大木のシルエット。
インスタグラマーがヨダレを垂らしそうなこの風景の主役こそ、「悪魔が巨木を引っこ抜いて逆さに植えた」という言い伝えのある、インパクト抜群の木『バオバブ』です。

そしてバオバブといえば、世界的に人気の小説『星の王子さま』に登場することでも有名です。
もっとも、放置していると星を破壊する悪役として描かれてるんですけどね……。

今回はそんなバオバブの育て方をご紹介したいと思います。

バオバブとは

マダガスカルやアフリカ大陸・オーストラリアのサバンナに自生する、高さ20~30m 直径10mにもなる大木。
幹に大量の水を蓄えており、その水分で雨の降らない乾季をしのぎます。

一口にバオバブと言っても数種類が存在しますが、我が家ではそのうち2種類を栽培しています。

アダンソニア・ディギタータ

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日本で一般的に販売されているのがこの種類。
星の王子さまに登場するバオバブのモデルとなったのもこの種類のようです。
実際に育ててみると成長が早く、かなり丈夫です。


アダンソニア・ザー

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細い葉が特徴。
ディギタータに比べると成長は遅めで、若干繊細な印象です。
バオバブの中では若干寒さに強いらしいですが、正直差は感じません。

 

バオバブの入手法

貴重な植物であるイメージのバオバブですが、ちょっと大きめの園芸店に行けば普通に売ってます。
しかもかなりリーズナブルで、小さい苗なら1000円もせずに買えてしまいます。
近所に売ってなければネット通販を利用するのもあり。

私は幼苗を購入しましたが、種も売ってるみたいなので種から育てるのも面白いかもしれません。愛着も増すでしょうし。

 

植え付け・植え替え

時期

時期的には休眠から目覚めて成長に勢いが出てくる6・7月頃がベストかと。
遅くとも8月中には終わらせておかないと、根がしっかり張らずに不安な気持ちで冬を迎えることになりそうです。
まぁ近年は9月も暑いので少々遅れても大丈夫な気はしますが。

 

用土

水はけの良い、一般的な園芸用土ならなんでもいいでしょう。
私は赤玉土をメインに鹿沼土やパーライト・バーミキュライト・くん炭をなんとなくの割合で混ぜてます。
ほんとは腐葉土も混ぜてみたいところなんですが、私は腐葉土と相性が悪いのかどうも腐葉土を使うとロクな目に遭わないのでやめてます。

 

素材は何でもいいですが、深形の鉢を使用した方がいいです。
根っこは太いのが一本ズドンと伸びていく感じで、いくら深い鉢に植えても間に合わないくらい根はどんどん伸びて鉢の中でとぐろを巻きながら肥大化していきます。
その分、根に押された土が上に盛り上がってくるので、鉢のフチから数cmの余裕をもって植えておかないと土がポロポロとあふれ出す事態になってしまいます。

鉢の大きさとしては、いきなり大きな鉢に植えるより小さい鉢から徐々に大きい鉢に植え替えていくのが定番です。
ただ、ひと夏でかなり根が成長する(幼い苗は特に)ため、あまり小さい鉢だとあっという間にパンパンになってしまうので、そのへんのバランスは悩みどころです。

 

置き場所

夏は屋外一択です。
風通しの良いところでガンガン直射日光に当ててやりましょう。

寒さには弱いので、気温が下がって葉が落ち始めたら屋内へ。
窓際のなるべく明るいところに置きましょう。
ただし窓際は夜になるとかなり気温が下がるので要注意。なるべく10℃を下回らないようにしたほうが無難だと思います。

 

水やり

環境によって変わってくるので一概に言えませんが、真夏の成長期は毎日水をやって問題ないです。
その時に土だけでなく、木の上から水をかけて葉っぱや幹にも水がかかるようにしましょう。
私はベランダで育てているので雨は当たりませんが、庭があれば野ざらしの方が調子良く育つんじゃないかと思います。

気温が下がり始めたら水やりの頻度を徐々に減らしていきます。
冬の間は完全に断水という人もいますが、私は月に1~2回くらい水をやってます。
真冬とは言え、晴れた日の出窓は結構気温が高くなるので。このへんは環境次第ですかね。

春になり、新しい葉が出始めたら徐々に水やりの頻度を上げていきます。

 

肥料

肥料は効果的ですが、やりすぎは禁物。
バオバブではないですが、肥料分をあまり要求しない植物に肥料をやりすぎて化け物みたいにバカでかい葉っぱが出てきたことがあるので。
控えめくらいがちょうどいいんだと思います。

私は植え替えの時に鉢の底の方にマグァンプKをパラパラ撒き、成長期の夏は月2回くらいの頻度で液肥をやってます。

 

病害虫

今のところ、これといって大きな被害にあったことはないです。
一度だけアブラムシが湧いたことがありますが、根元にオルトランを撒いたらいなくなってました。
それ以降、予防の意味で定期的にオルトランを撒くようにしています。


一家に一本オルトラン。

 

最後に。
私は育て始める時に『バオバブ王国 Kingdom of Baobabs』というサイトを参考にしました。
正直、育て始めてまだ2年の私が書いた今回の記事よりよっぽど参考になるので、ぜひこちらをご覧ください。