とりもも模型天 Blog版

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フジミ模型 自由研究シリーズEX いきもの編「ヘラクレスオオカブト」パチ組レビュー

今回は、フジミ模型の「自由研究シリーズEX いきもの編」より、「ヘラクレスオオカブト」のパチ組レビューとなります。

不死身のヘラクレス

このシリーズは今までザリガニとかカマキリとか、売っているの何度も見かけて興味を惹かれてはいたものの、お値段がそこそこ張ることもあって「ちょっと作ってみたいけど、これなら他のプラモ買うかなぁ」ってな感じで、なかなか購入までには至りませんでした。

しかし今回のヘラクレスオオカブトは、パッケージを見てあまりにカッコよかったので思わず購入してしまいました。もちろん日本のカブトムシもカッコいいとは思いますが、やはり舶来物はインパクトが段違い。

パッケージ写真は塗装済みの完成品とは言え、パッと見は本物のヘラクレスオオカブトにしか見えませんね。
フジミ模型の製品は今まで購入した記憶がないので、どの程度のクオリティなのか、本当にパッケージの写真と遜色ない物が入っているのかという若干の不安を抱きつつ、さっそく作って行きます。

パーツ数はかなり控えめ

ひとつひとつのパーツが大きくて、パーツ数はかなり控えめとなっております。

これで4000円もするのか…と、一瞬思ってしまいましたが、ランナー状態のパーツを見た時点でこのキットがハイクオリティであることを確信しました。

虫っぽい質感がしっかり表現された装甲というか外骨格。
ディテールだけでなく成型色も秀逸で、一見まっ黒でありながら光が当たると茶色っぽく見えるという、塗装するならこうやるだろうなという色が成型色の時点で再現されていました。
リアルさでは少々劣るかも知れませんが、べっこう飴みたいな美しい羽が個人的にはお気に入りです。

組立完了

これらのパーツを組み立てるとこんな感じに。

無塗装でこのクオリティはかなりのもんじゃないでしょうか。
特にひっくり返して裏側から見ると、虫嫌いな方なら「うっ」ってなるようなレベルの再現度です。あまり知らないからとフジミ模型に対して懐疑的だった自分をぶん殴りたいですね。ほんと失礼しました。

背中の模様はさすがに再現されてませんが、おそらく虫マニアの間では模様の美しさによって取引価格が変わってくる世界でしょうから、自分好みの理想の個体に仕上げるのも楽しそうです。
いずれ私もしっかり塗装して、本物と見紛うような作品にしてみたいですね。